連日の33℃越えだ。
長かった梅雨で、暑さに慣れてないから、身体にこたえる。
もう20年近く前、「三富キャンプ」という飛んでもないイベントをやっていた。
地元の休耕地になっている段々畑を借りて、そこで一日中飲んで食ってのキャンプをしていたのだ。
つい2週間前、何かの箱を整理していたら、思いがけない写真が1枚出てきたので、カウンターにピンで留めたが、これがその頃の写真だ。
金曜日の夜に仕事を終えると、それぞれ車で山梨のその地へ向かう。
その場所は、目的を持って行かねば、絶対に車が入ってくるところではなかった。
最初に着いたチームが、背の高さまで茂ったススキを刈り取って、メインになる場所にタープを張ってダイニングを設えた。
それができるとまず乾杯をして、持参のつまみで宴会をスタートし、焚き火好きに火を熾してもらって、延々と飲むのだ。
一通り腹ができると、それぞれ好きなところにテントを張って寝ぐらを整え、後は寝るだけの状況を作って、焚き火の周りで馬鹿話をする。
間違っても知らぬ人が上ってくる事のない場所だったから、どんなに大声を出そうが、楽器を叩こうが苦情が来る事はない。
夜中に車が上ってくると「誰、誰?」と、仲間が車を止めた瞬間に生ビールを差し出して、「お疲れ、お疲れ」とねぎらった。
モモの産地だから、ちょうどこの時期、街道沿いにモモの直売場が並んでいた。
傷物のモモが、バケツ一杯いくら、みたいにバカみたいな値段で出ていたから、買ってきて、近くの川で冷やしてみんなで食べた。
キャンプには、まだ幼稚園に入ったばかりの娘たちを連れて行った。
冷たく冷やしたモモの皮を無造作にむいて、カップに入れてフォークを添えてやると、むしゃぶりつくように食べていた。
その頃から、キクウラは、子育ては「何を食べさせるか」「何を読ませるか」だと思って、彼女たちに接している。
さっき、裏の八百屋を覗いてみたら、美味しそうなモモが安くで出ていた。
久しぶりに、美味しいモモを娘たちに食べさせてやろう。
さすがに毎日店に来ていると、少しの変化にも気づく。
天井に巡らしているの桟1本が落ちている。
ここは、2年前、オリジナル・スペシャル・アイテムを作った残りのハイバックをズラッとぶら下げていたら、その重みに耐えられなくて、ある朝いきなり桟が落ちていた。
どうやって修復したか、記憶にさだかでないが、タッピングがやたらに打ち込んであるのは、その時の作業だ。
それから2年間、安全無事に在庫置場として耐えていた。
多分、エアコンの冷気で木が乾燥し耐えられなくなったのだろう。
木が割れて、かなり危険な状態だ。
まずの支えとして、有り合わせの木材でにわかの副木を設えた。
明日ジャッキアップして、また、修復工事だ。
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