2009/11/1 日曜日

銀杏

Filed under: 生活 — largo99 @ 19:13:42

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ブリーフィングの2次会などで「銀杏はどうなったんですか?」と何人かの人に聞かれる。

キクウラが、この秋、一番悲しかった出来事をお話ししよう。

そういう話は、皆さま、お好きだろうから。

今年は驚くぐらいの量をいともたやすく収穫した。

左の袋のが通用門の収穫で、右のが店の前の遊歩道のそれだ。

収穫したのが10/9で、写真は10/15のものだ。

写真を撮った後、袋を二重にしてベンチの後ろの植え込みの陰に置いておいた。

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店を閉める時になると、この袋をそのまま持って、植木4兄弟が並ぶ店のたたき台の後ろにしまっておいた。

そして、朝、店に着くとまたベンチの後ろの植え込みに置くのだ。

袋を2重にしても、油が外にしみ出て、特有の匂いを辺りにはなっていた。

何を目論んでいたか。

欲しいのは中の種だけなのであって、外の果肉はいらない。その果肉が強烈な匂いを意を放つから、土に埋めたり、水につけたりして果肉を腐らせる。

去年は全くの「銀杏ビギナー」だったから、収穫に興奮して、即果肉取りに移ったが、今年は量が量だから、何かうまく考えないとたいへんなことになる。

で、思いついたのが、収穫したのをそのまま袋に入れて、袋を2重でも3重でもして昼は日の当たるところに置いておく。
そうすれば、いつか果肉はグチュグチュに腐り、まあそれを開けた時の修羅場は想像に難くないが、高い水圧とザルをうまく使えば、相当短時間で作業は終わる。

これが基本的なプランだった。

できれば、外の袋は黒が良いな。日に当たれば熱を持って、より腐食は早まるはずだ。
そう考えて裏の食材屋「クックY」に行ったが、よく考えると黒いゴミ袋は、ずいぶん前になくなっていたのだった。

白で十分。

たぶんその仕込みをして1週間ぐらいは毎日出し入れした。

途中で一度様子を見たが、気温が上がらないせいか、強靱な果肉成分のせいか、思ったほど進行がなく「どこかで諦めて次の作業に移るかなぁ」なんて考えていたある日、店の模様替えだかなんだかの作業でテンパってしまうのを忘れ、翌朝気づいたらすでに2つの大きな袋はそこから持ち去られていたのだった。

当日だったかその翌日がブリーフィングセッションだった。

ショックだったけれど、そのことでセンチに構えて、ブログにしたためるようなヒマはなかった。

ひとつ慰めがあった。
店の前の遊歩道で拾ったのをちょうどその晩一緒に飲みに行ったお得意さんにお裾分けしたら、そのうちの一人がメールをくれた。

「種を取り出したら33個もあったので、先日たまたま寄った実家の両親にもおすそ分けしたところ大変好評でした!
昨日もひとりで沢山食べちゃいましたが美味しかったです。」

そうか、やっぱり今年も美味しかったか。また来年だぁ。

そう思った。


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