2012/2/9 木曜日

from K. Kasukawa/ TENGU snow cat tour 2012 vol.1 ツアーレポート

Filed under: FRIENDS,GENTEMstick,largo,SNOWBOARD,trip — largo99 @ 21:19:09

Largo 殿様ツアーレポート
TENGU snow cat tour 2012 vol.1

Day1

2012年2月3日。
ラルゴに通いはじめて3シーズン目にして、初めて参加のラルゴ殿様ツアーに行ってきました。
秋に行われている様々なツアーのブリーフィングなどには参加していたのですが、仕事の都合と全く合わずいままで行けずにいたのです。

当日は早朝に羽田空港集合となっていたけれど、ニセコに住んでいる私は、仕事が終わってからの夜中の3時に旭川へ向けて出発。
途中、2週間前からニセコに来て札幌に移動していた、同じく初参加の友人木村を札幌にてピクアップ後、ラルゴクルーが降り立つ旭川空港へ。
 
空港に着くと、ちょうど今回参加のメンバーが荷物を待っているところ。
昨年ぶりのキクウラさんとの再会もそこそこに、迎えのバスに皆が乗り込んだのを確認して、自走組の僕らは、バスの後ろを着いていくことに。
空港から車で1時間半ほど走ると遠軽(えんがる)町の今回のツアー拠点となる北大雪山スキー場へ。

着いて早々に、着替え昼食を食べた後、今回3日間お世話になる、イケてるチーフガイドの加藤さんと、私と同じく、ニセコから雪崩など雪山の勉強の為に北大雪に来ているというテールガイドの西野入さんと対面。
二人からビーコンのチェックやプローブの使い方など30分程講習をうけ、いよいよ一本目のキャットへ。

ガタゴトとキャットに揺られて15分ぐらいすると、そこには北大雪の風にきれいにパックされた完全ノートラックのオープンバーンがひろがっており、みな、「おおー!」とため息と共に圧倒され、ガイドの加藤さんから順に滑り始める。
北海道内陸のドライパウダーとはどんなものなんだろう、と個人的に思っていたけれど、一本目を滑り終えてから、その雪の軽さと、スプレーの舞いあがり方に、後の皆が滑り降りてくるのを待ちながら、ただただ見入ってしまっていた。
もう、一本目を滑った時から、アドレナリンは出っぱなしになり、初日にして、ずっと滑ってたい、と思っていた。

ガイドの加藤さんが私たちに選んでくれるラインも、いちいち気が利いており、オープンバーンから始まって、その脇のさらに深いパウダー、そして、ツリーランと、午後1時からのツアーだったが、4本すべることができ、皆、ナイスすぎる笑顔でゲレンデ下部にあるベースの山の家に戻ってきたのでした。

山の麓にある今回の拠点、山の家に戻ると、いそいそと各自ウエアを脱ぎ始め、ブーツなど片付けながら、始まるラルゴ恒例の(!?)夜セッション。。。
TENGUキャットの事務やコーチなど様々な事をお世話してくれる本田さんが、不思議な顔でキクウラさんのところに抱えてきた、大きな段ボール箱2つ。
なんだろか?
と思いつつ、ウエアを片付けながら見ていると、その段ボール箱には、日本酒一升瓶がビッシリと入っている(詰め込まれている??)じゃないか。
どうやら、キクウラさんがこのツアーの為に発注してくれていたらしい。

ニセコを出る前日に、センターフォーのリフト上でキクウラさんからの電話を受け、「北海道の地の物おつまみと、500のビールを6パックぐらい買ってきて」と指令を受けていたのだが、それとは別に、一升瓶の日本酒が10本!別送でくるとは。。
視界の端っこの方で、ガイドの加藤さんと西野入さんが、苦笑いしているのが見えた。。

そこからは夕食までの1時間半にビールが2パック空き、日本酒が一升と半分がまずなくなっていた。。
すごい大人パワー。
普通10人とか集まれば、お酒が飲めない人が1人くらい混ざるものなのだけれど、みんな飲む(笑)。
一升瓶を手酌で飲む、飲む、飲む。。。

夕食の時間になり、大きなお鍋で海鮮鍋をいただき、〆の雑炊も食べた後、またお酒のペースがどんどん早くなっていく。
もちろん、夕食の間も、一升瓶がどんどん空いていく。。
特に、初日の月村さんのリードが凄まじく、皆がそのリードに引かれる様に、どんどん空の一升瓶がテーブルの端に置かれてくのを見ていました。
さすが、特技「お酒」の月さん(笑)。
今度、ロックフィッシュに連れて行ってください。

気がついたら、そのまま夕食の席で、夕方6時から22時まで食事とお酒を飲んでおり、途中で、スタッフの本田さんも混じり、コップにつがれた日本酒を三センチだけ飲むはずが、6センチになり、9センチになり、よく分からなくなっていくという、ラルゴツアーのグルーヴ(笑)。

21時ぐらいに、キクウラさんが「いま寝ちゃうと、朝早く目が覚めてしまうから、もう少し飲んでよう」というお言葉(笑)。
タフすぎます。
私は22時半ぐらいに、ふらふらと抜け出して、ベッドに入ったが、木村によると、そのあと、場を移して(私たちしか居ないのに!)月村さんとの日本酒飲み干しセッションが始まったらしい。。。
さすがです。。

ゲレンデというか、北大雪の山全体が貸し切りに加え、山の家という、宿泊施設兼、TENGUキャットのベースも全て我々10人で貸し切れるのは、すごいと思った。
滑るのも、飲むのも、我々とスタッフの方しかいない環境。
こういうところは、TENGUキャットの大きな魅力の一つじゃないだろうか。

Day2

二日目、朝起きると、食堂にキクウラさんが1人朝食を食べようとしている。
昨日、あれだけ飲んでいたはずなのに、、。
そのあと続々と皆が集まってきて、朝食を。
このあたりはさすがな大人です。
ただ、私がウエアに着替えた後も1人分の朝食がきれいに残っていたのには、気づかないふりを。。

8時に加藤さんと西野入さんが当日のインスペクションを行って帰って来た時に、前日に空いた空の一升瓶の数を見てのけぞっていました。。。
7升飲んだみたいで。。。
休憩時間には、これから一升瓶じゃなくて、樽にしてツアーの最初に鏡割りでもやったらどうかと、まじめな顔して話している、悪い大人の人たち。。。

肝心の2日目のキャットは、前日私たちが滑ったトラックが完全に消えておらず、それ以外のまだまだ残っているノートラックのオープンバーンと、ツリーをメインに。
ツリーの中は、途中濃い箇所があるものの、基本的には粗林で、ツリーももちろんノートラック。
途中、立ち止まって空を見ると、太陽の光が射して、それに舞う雪と、風でぶつかり合う木の枝のパキっという音だけの空間になんともいえない多幸感がそこにはあった。
滑り降りれば、キャットの前に皆が待っていて、それぞれ、自分のラインの良かったところを話していて。
年齢関係なく、その人にとって気持ちいい滑りができたら幸せ、というスノーボードの本質、みたいなものを目の前に、こっそりスノーボードって楽しいなあ。。。と思っていました。

2日目の途中から、木村が立ち木にぶつかり太ももを痛めたり、メンバーの古傷が再発したり、体に痛みを訴える人がちらほら。。
大丈夫かと気にしつつも、みな我慢しながら当然の様に目の前のノートラックの斜面に落ちていく。。。
パウダーへの執念というか、全開で楽しんでしまう姿勢にはただただ関心するしかなかった(笑)。

みな、体のあちこちが痛い痛いと訴えながらも、2日目を終えて、山の家に帰ってくると痛みを忘れて、当然のように何ラウンド目かの宴が始まった。
ウェアを片付けていると、スタッフの本田さんがまたしても、困惑気味にキクウラさんのところに。。。
「追加のお酒が届いてますけど。。。」
どうやら昨日の飲みっぷりから、今日は足りなくなると踏んで追加でお酒を発注していたらしい。。
しかも、追加分には、焼酎がたくさん。。
「今日はご一緒させていただきます!」というガイドの加藤さんも、いきなり「僕はビールしか飲めないんで。。」と予防線を張り出す。。
ガイドも相当素晴らしいが、自身のリスクヘッジもさすがでした。

2日目の夕食が始まると、ガイドの加藤さん、西野入さん、本田さんを含め、TENGUキャットのスタッフも勢揃いで、乾杯をした。
そこには、キャットオペレーターの直さんも、食堂の谷口さんも鈴木さんも、スタッフ全員居て、TENGUキャットの社長も日本酒と毛ガニを差し入れて下さり、とても賑やかな夕食となった。

特に社長の豪傑っぷりが半端なく、途中、ふと社長とキクウラさんが居なくなり、どうしたのかと思っていると40分後くらいに頭に雪を乗せて戻ってきて、、、
なんと二人で、こっそりキャットで山頂まで行ってきたらしい(笑)。
社長の有言実行っぷりがすごい。
ただ、相当酔っぱらっていたキクウラさんはキャットの行きと帰り、ずっと寝ていたらしい(笑)。

その後も、スタッフと今回のメンバーが入り乱れて、飲み続け、社長もずっと一緒に飲んでいてくれた。
その社長の言葉の端々には、奥白滝への「好きさ」が端々にみられて、私は、いい人が居る山だなあ、と気持ちよく酔っぱらっていた。
ふと窓の外を見ると、いい感じに雪がわさわさ降っていて。。
明日も素晴らしい一日になるんじゃないだろうか、と思いながら気持ちよく就寝。
もちろん、残って夜中まで飲んでいた人たちも居たみたいで、、、
社長も最後まで飲んでいたという。。。

day3 最終日

この日は、まず朝起きて、ある部屋の外に缶ビールが1本転がっており、朝から仰け反る。。
食堂では、キクウラさんが最初にいて、ぞくぞくと集まってくるメンバーも、例の缶ビールの話に。
それと平行して、筋肉痛などからくる体の痛みを訴える人がちらほら。
中には、しゃがめない人もおり、どうしたものかと話していると、誰かの巾着袋から出てきた不思議な「ボ」や「ロ」という名詞のモノが飛び交いはじめ、それを処方した人は、何もなかったかのように、ウエアを着て、試乗用の板にバインディングを付け替えたりと最終日これからに向けてまた一つのグルーヴが生まれていた。。。

この日は、昨晩降り続いた雪で、前日、前々日と滑っていた斜面が、またノートラックに!
しかも、すばらしい快晴で、ラルゴツアーの引きの強さを感じざるをえなかった。
この日は昼食をおにぎりにしてもらい、帰りの昼過ぎまで、ノートラックの良い斜面ばかりをひたすら滑り倒すツアーに。
ガイドの加藤さんも試乗用のロケットフィッシュ、スーパーフィッシュを乗り継ぎ、すごい笑顔。

体の痛みを訴えていた人も、つぎつぎと、キャットでの移動中に「ボ」や「ロ」といった例のモノを服用しキャットが山頂に着く頃には見事復活しているという、、、
加藤さんも「ラルゴの方たちは、すごい遊びっぷりですねえ。。。」と心から
感心しており、その対面にいるメンバーは「当然だろう」といった表情。
ちょっと可笑しくて、ツアーの最後の方は、他の人の滑りを見ている方が楽しくなっていた。
だって、みんな滑っていく後ろ姿から、「楽しむぞ」オーラがメラメラ出ていて凄かったんだもの(笑)。
スノーボードはすごい楽しいと、このツアー中何度も思っていました。

そんな思い切り充実していたツアーを演出してくれた、ガイドの加藤さん、西野入さん、そして最後一緒に滑った本田さん、オペレーターの直さん、食堂の谷口さん、鈴木さん、そして社長、本当に素敵なスタッフの方達でした。
ノートラックの斜面も、ツリーも、ドライパウダーも、ツアーの内容もガイドも全てが素晴らしかったと思います。
また来たいと思ったし、これからのTENGUキャットがどうなっていくかも含めとても興味がもてました。
このレポート上であらためてお礼をさせていただきます。
キクウラさんの話によると、また3月にツアーがあるとかないとか。。。
個人的に、お店での発表を楽しみに待ちたいと思います。

また、一緒に参加させていただいた、メンバーの皆さんも、初めてお会いする人がほとんどでしたが、ラルゴととても深い関係の方々ばかりで、ラルゴの懐の深さも垣間みれた気がします。
お名前を皆様全員挙げきれませんが、またお店のイベントなどでお会いした際には、ぜひ乾杯しましょう。

初めて参加しましたが、ラルゴツアーがこんなに良いものだとは正直思っていませんでした。
いろんな方のレポートを見ていて、実はあんまり滑らなくて、お酒を飲むのがメインだったりするんじゃないか、とも少し思っていたり。。
ただ、そんな事いっさいなかったですね。それはもうきれいに(笑)。
すっごい楽しかったし、刺激だらけだったし、、、とにかく充実していて。
それは、ただノートラックのパウダーを滑れるとか、夜中まで飲んで騒いで楽しいとかだけではなく、参加している人全員の、スノーボードを好きな感じが、一緒に居て強く感じれるたからだと思います。
みんないい大人ですが(失礼。。)、すごいですもん。
いつもの仲間と滑っていたり、1人で好きなだけ滑ったりも楽しいけれど、普段一緒に滑る機会がない人、接点がない人と、一緒に滑る事で、まだまだ、というかやっぱり「スノーボードって楽しいなあ。。。」とあらためて気づく事ができる、そんな旅行(!)がラルゴ殿様ツアーだと思いました。

えらい長くなりましたが。。。
本当にいいスノーボードができました。
楽しかったです。
ありがとうございました。

P.S
メンバーの方々と、旭川空港の近くの温泉で分かれたあと、2時間少しで木村を送る札幌に着きました。
そのころになると、「ボ」の効果が切れてきたのか、木村は足が痛い痛いと、、言う様に(笑)。
それが、ちょうどメンバーの乗った飛行機が羽田に着く頃だったので、二人で、「今頃、みんな体が痛いっていってるだろう。。(笑)」と話していていたのですが、どうだったんでしょうか。。。。
本当にボつかれさまでした。

僕はというと、札幌で木村と別れそのままニセコに眠い目をこすりながらなんとか無事帰宅できました。
時刻は夜中の1時過ぎでしたが、ツアーでの心地よい疲労感で、明日またどこを滑ろうかと、ぐっすり眠りにつくことができました。
ナイスLargo。
ちいさくイエイ。

あ、ニセコにくる際にはご連絡ください。
gentem cafeでお待ちしておりますので。

gentem cafe
かすかわけいいちろう(文・写真とも ※横長の写真はFK)


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