2006/6/7 水曜日

のど詰め、やせた声帯

Filed under: 生活 — largo99 @ 14:53:19

昔、まだザウスがあった頃、コソ練に行って鼻の骨を折ったことがあった。

あの頃は、なんだか、しょっちゅう怪我をしてた。

自宅近くの大きな病院へ行くと、処置室の一番奥の歯医者にあるようなイスに座らされた。

「痛いと思いますが辛抱してください」医者に念を押され、3人の看護婦がぐるりを囲み「頑張って!」などと励まされると、その状況だけでワタシの血圧は一気に上がり、注射を打たれ、術後しばらくそこに寝かされた。

チバちゃんがバリバリに働いていた頃だから、もう何年前の話だ。

その同じイスに、つい先日、また座る羽目になった。

「イィ~って言って。イィ~。そう。イィ~。今度はもっと高い声で。イィ~。イィ~」

医者は内視鏡をワタシの口に入れ、ベロを片手で引っ張りながら、モニターに映る画像をチェックしてる。

傍らには信頼の置けそうな年配の看護婦がいて、2人で画面を見ながら意見を交わしている。

「のど詰めだね。声帯もずいぶん痩せてる」

モニターはもう1台あって、それはワタシが見えるようにセットされているが、写っている画像のどこがそれなのか、さっぱり分からない。

舌を引っ張られるので嗚咽が上がってくる。

医者が手を洗って、ワタシにもくつろぐよう促すと、リモコンでモニターを巻き戻しながら言った。

「のど詰めですね」

???

「たまにいらっしゃるんですけど、声を出す時に他の人の何倍も力を使って声を出してるんですよ。それがどう影響してるのか、今の時点では分かりませんが、声帯も痩せてますね」

エーッ!?

のど詰め? 痩せた声帯?

ワタシはこっそり訊いた。

「のど詰めだから、声がでかいんですか?」

「いや、それは関係ありません」

【次号につづく】


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